尖度とは
確率変数の確率密度関数や度数分布の鋭さを表す指標。
正規分布では値が3になるので、
- 尖度が3以上:正規分布よりも尖っている
- 尖度が3以下:正規分布よりも扁平
という形で正規分布を基準として利用されることが多い。
確率変数 $X$ の期待値を $\mu$、標準偏差を $\sigma$ として、
\[E\left( \left( \cfrac{X - \mu}{\sigma} \right)^4 \right) = \cfrac{1}{n} \displaystyle \sum_{i=1}^{n} \left( \cfrac{X_i - \mu}{\sigma} \right)^4\]で定義される。$X$ を標準化した確率変数
\[Z \equiv \cfrac{X - \mu}{\sigma}\]を導入すれば、$Z$ の4次のモーメントの形で表現することもできる:
\[E(Z^4) = M''''_Z(0)\]cf. モーメント母関数