心理的安全性とは
組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態のこと。 メンバー同士の会話でどのような発言をしたとしても、メンバーから嫌われたり、関係が壊れたりすることがなく、安心して自分の意見や考えを言える状態。
心理的安全性を下げる4つの不安
- 無知だと思われる不安:「そんな当たり前のことも知らないのか」
- 無能だと思われる不安:「そんな簡単なこともできないのか」
- 邪魔をしていると思われる不安:「ミーティングが進まない」
- ネガティブだと思われる不安:「後ろ向きな発言ばかりでやる気がなくなる」
心理的安全性がない組織の問題
- 発言や質問を控えがち
- ミスを隠す
- 否定的な意見を言わない
心理的安全性の高め方
- 発言の機会を平等に与える
- 新人にもベテランにも
- ポジティブな受け止め方を心がける
- 失敗を責める風潮を作らない
- メンバー同士が交流する機会を設ける
- 交流を通してメンバー同士の信頼関係を形成
心理的安全性の確認
7つの質問
「強くそう思う」「そう思う」「どちらとも言えない」「あまりそう思わない」「そう思わない」の5段階で回答。
- チームの中でミスをすると、たいてい非難される
- チームのメンバーは、課題や難しい問題を指摘し合える
- チームのメンバーは、自分と異なるということを理由に他者を拒絶することがある
- チームに対してリスクのある行動をしても安全である
- チームの他のメンバーに助けを求めることは難しい
- チームメンバーは誰も、自分の仕事を意図的におとしめるような行動をしない
- チームメンバーと仕事をするとき、自分のスキルと才能が尊重され、活かされていると感じる
以上の質問の回答が
- 1, 3, 5が「そう思わない」に近いほど良い
- 2, 4, 6, 7が「強くそう思う」に近いほど良い
心理的安全性が高い職場に見られる3つのサイン
- ポジティブな発言が多い
- ミスや問題についても話す機会が多い
- 職場に笑いとユーモアがある